静かに暮らしたい父親の記録

中学受験、ADHD、子供と親の問題回避の記録

5年生社会:少子高齢化についての学習

SAPIX5年生の社会で、前回のテーマが人口問題でした。

授業を聞いてきて「女性が仕事をするようになったから子供が減ったんだ」と急に言い出す長男。

いや待て、そんな短絡的なことをテキストに書くSAPIX様ではなかろうと思い確認すると、やはりそんなことは書いていない。

 

(共働き世帯が増えるにあたって)

「仕事と育児を両立させるための環境が十分とは言えない」

 

が実際の記載でした。

そうですよね。

 

「経済発展して先進国化すると就労環境が高度化する」

「高度な環境で働くために就学期間が伸び教育コストが上がる」

「一人の子供の教育コストが上がるので出生数が抑制される」

「その状態で教育コストを国などが公的に補助しないと少子化が加速する(日本は補助しなかった)」

「で、その状況に対抗するには収入を上げるのが手っ取り早く、ダブルインカムのほうが全体として収入が上がる」

「だから女性が仕事をしているほうが収入が上がり、出生率も上がる」

「実現するには、仕事を育児を両立させるための環境が必要!」

 

と、こういうロジックのはずで、これが知識ですね。

 

「女性が仕事をするから子供が減る」は、知識ではなく迷信です。

 

 中学受験が、知識の詰め込み競争になっている一方で、私立中学は考える力を求めていて、必要になるのは上記のようなロジックを組み立てられる力と、幅広い知識+知識を関連付ける想像力です。イマジネーション。

学校や塾でそこまでのフォローはできないので、家庭でのフォローとして、こういったロジックを教えるのがいいのだろう、と自分としては思います。

ロジックで仕事をしている割合の高い父親がやるべき範囲でしょうね。自分はあまりできてないですが。